History and Development of Sucralose
Samuel V. Molinary a) and Mike R. Jenner b)
a) Tate & Lyle Speciality Sweeteners
Philip Lyle Building, Whiteknights, Reading, RG6 6BX, UK
b) Berry Park, Welcombe, Bideford, North Devon, EX39 6HH, UK
Summary
スクラロースは、Tate & Lyle 社とロンドン大学クイーン・エリザベス・カレッジとの共同研究の過程 で発見された新しい甘味料である。 スクラロースは、塩素原子でスクロースの水酸基を選択的に置 換することによって作られたもので、砂糖に似た砂糖の600倍の甘味を有し、且つ高温と低pH値の 両方の条件下でも非常に高い化学的な安定性をもたらすものである。 本論文は、スクラロースを発 見した研究およびその後の開発の経緯について記述している。 また、世界各国での認可の状況に 加えて、スクラロースの物理化学的特性および製造工程について解説している。

スクラロースの規格と物理化学的性質
中村幹雄
三栄源エフ・エフ・アイ株式会社
大阪府豊中市三和町1 丁目1-11
Summary
スクラロース(4,1’,6’-トリクロロ-4,1’,6’-トリデオキシガラクトスクロース)は、ロンドン大学クイーン・ エリザベス・カレッジとTate&Lyle 社の共同研究により開発された新しい甘味料である。 本品は、 ショ糖の3つの水酸基を塩素原子で選択的に置換することにより生成され、ショ糖から製造される 唯一のノンカロリー甘味料である。 スクラロースは砂糖の600 倍の甘味を有し、食品中で極めて 安定である。 ここでは、スクラロースの物理化学的性質および規格について紹介する。

Functionality of Sucralose in Some Western Food and Drink Applications
Michael G. Lindley
LinTech
Reading University Innovation Centre, Philip Lyle Building, PO Box 68, Whiteknights,
Reading, RG6 6BX, UK.
Summary
新しい低カロリー甘味料の一つであるスクラロースは、1991年にカナダで初めて認可された 後、他の諸国においても認可され、現在多くの欧米食品や飲料に使用されている。 低カロリー甘味料が砂糖の代替品として使用されるためには、カギとなる特性を持たねばなら ない。 つまり、砂糖に似た甘味質を持ち、安定で、従来の製造工程からの変更が少なくて済 むことなどの機能が求められる。 スクラロースはショ糖に似た甘味を持ち、また極めて安定で ある。 さらに、スクラロースは水やアルコールに溶けやすく、化学的に不活性である。 これら の特徴が既存の製造工程へスクラロースを組み込みやすくしている。 これらのスクラロース の特性は、スクラロースが広範な食品および飲料への甘味付与に大きく貢献する能力を持っ ているということを示唆している。

 

  
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